つれづれ読書日記

日々の読書感想を、読みっぱなしにしないで忘れないうちにメモしておきたいと思います。

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ラディゲ「ドルジェル伯の舞踏会」

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ラディゲ/生島遼一訳、新潮文庫

 この本を読み始めて、何か前に読んだような気がして思い当たるものがあった。しかし、同じ著者の小説「肉体の悪魔」(魔に憑かれて)の文章と似たところがあるための錯覚だろうと思った。3頁4頁と読み進めるにしたがって、さすがに前に読んだことがあるのを思い出した。調べてみると、8カ月前に読んでいた。
 読み進めると、今回も心理的表現の面白さに夢中になって感心して読まされた。著者の才能がガラス細工のような表現になって結晶した、すぐれた心理小説だと思う。なぜ自分で読んだことを忘れていたかと思い返すと、「肉体の悪魔」の方が印象が強く、「ドルジェル伯」は読んでいるときには感心して夢中になるが、あとで残るものが弱いということなのだと思う。1年以上前に読んだ「肉体の悪魔」の方が力強い作品で印象が長く残るのである。
 ラディゲが目指した心理小説の傑作『クレーヴの奥方』には及ばないが、著者の年齢を考えれば(20歳で夭折、死後刊行される)だれしも目を見張らざるを得ないものがある。
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テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/17(木) 16:09:50|
  2. フランス文学
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